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なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするれじぇんどおぶじゃぱんの日記といふべし
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あっという間に師走!どうも、いなべです。

ネタバレ有りの衣装レポート、2回目は主役の松高演じる桃太郎です!

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[桃太郎/ナス太郎]
 今回の桃太郎は何故かナスから生まれ、病弱で育ち、家来たちに翻弄されながら鬼退治に向けて奮闘します。
 桃太郎というと日の丸の鉢巻きに陣羽織の甲冑姿がよく絵本で見る姿ですが、これは明治時代以降に定着した姿だそうで、それまで伝えられていた桃太郎像は戦装束をしておらず、犬や猿が「家来」となったのも明治時代以降で、それまでは上下関係はなかったとも言います。今回のナス太郎もそんな桃太郎像がよりあてはまるかと思い、イメージしてみました。
 "ナス"太郎なので、着物の色は紫です。ちなみに、古代より紫は高貴な色とされ、単に「濃色」「薄色」といった場合、紫の濃淡を指すほど重要視されていました。
 普段着の着物に手甲や足袋を付け、草鞋を履いて刀を下げています(ただし病弱で重いものが持てないので刀は小さいです)。烏帽子をつけているのは元服した証拠=大人の証になります。
 そして普段着と言いつつ袴を立派に付けていますがこれはいわゆる"主人公補正"だと思って下さい・・・。舞台での動きやすさを重視したということもあります。
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と、いうわけでナス太郎です。
戦装束をしていない桃太郎像は、wikipedia辺りで調べたやつだと思います。桃太郎に限らず、日本昔話をwikipediaで調べると興味深いっすよ!
試着した時の感想をゆうきちゃんが書いてますが、主役である桃太郎の格好が日本昔話的な世界観を代弁するものであったことは、言うに難くありませんね。

ちなみに、その時の服装はこちら。

上の完成版と比べ、袴が立派なのと、烏帽子がピンと立っているので位が上っぽい写りですね(まだ足元が靴下なのは、良い子の皆は気にしないんだぜ☆)。
もうちょっとヘタレな感じの方がいいかな・・・と思い、袴の色が変わり、かつ丈が短くなりました。
烏帽子も紙製→布製に変更し、よりヘタレさせてあります。
ちなみに、烏帽子は立っていれば立っているほど位が高いらしいですよ!逆に、烏帽子の高さが無く折れ曲がっていればいるほど位が低いらしいです。へえー。
完成版の方が、より鬼退治に行くような格好らしいなと思っています。

そしてメイクプランの桃太郎写真。

顔が白い!
いろんなところで言われていますが、実は松高、二重で顎の細いイケメン顔。なので普通のメークをすると、ただのイケメン(?)になってしまう・・・ということで、顔を青白く、目の下にはわかりやすくクマをつけてみました。
本番はもう少し病弱な感じだったと思います。

これでかぐや&桃太郎のかっぱ現役コンビが紹介終わりました!次は・・・誰だ・・・!?

いなべ
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と、いうわけで興奮冷めやらぬうちからネタバレ有りの衣装レポート。

最初は特に反響の高かったかぐや姫からセレクトしました。
まきちゃんファンは必見ですYO!

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[かぐや姫(写真は試着時のもの)]
赤鬼に誘拐されたと思われながら、その実は赤鬼を尻に敷いていた気の強いかぐや姫。
父親を嫌い自由に憧れる思春期真っただ中な姿を、既存のイメージをぶち破るような和ゴス(和服の要素を含むゴシック・ロリータ)で表現してみました。
着物と同じように右前に襟がついて、振袖のように袖が長いドレスには、濃赤色に桜がプリントされた目にも鮮やかな柄の生地を用いました。
帯には巨大な帯飾りやベルトの帯締めを用い、既存の価値観に囚われずに可愛いものを身につけたい姫の少女らしさも出ていたらいいなあ…と思います。
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今回の衣装を作るにあたって、まず一番に取り掛かったのはこのかぐや姫でした。
なぜなら、キモノドレスを作る必要があったからです!
襟はレースで飾って、たっぷりとしたスカートをパニエで膨らませて・・・と書けば、乙女な読者の方はキュンすることと思います。
採寸→裁断→裁縫まで、1週間かかりましたが、縫うのは一日で終わらせたので、はぐちゃんは「衣装って一日で作れるんですね・・・!」といたく感動しておりました。
俺達だって、やればできるんだぜ!


できあがり。右下の足はいなべです。

実は白い帯飾りはただのテーブルクロスだったりします。なんと!

下駄をはかせるのはもう自分の中では決定事項だったのですが(この格好に草鞋は無いだろうってことで)、動きが制限されるので稽古中から履いて動いてもらっていました。

そして写真にある通りヘッドドレスも作っていたのですが、あまりにもゴスロリ過ぎるのではということでお蔵入りに(でもこっちも可愛かった~)。

その代わりにと言ってはなんですが、髪飾りと簪(かんざし)を作ってみました。

髪型はこんな感じ。ここに髪飾りをザクザクさしました。
とめてあるのは物販でも販売していたバレッタです。本当はかぐやにも使ってあげたかったのですが、コームになりました。

そしてメイクは少女らしさを全面に出して、とにかく幼く、かわいらしく!

かぐや姫の衣装はまきちゃんのかわいらしい魅力とも相まって、とても合っていたのではないかと思います。
お気に入りの衣装の一つです。

続きから、おまけショットが見られます!
おはようございます、いなべです。

ついにレジェンド・オブ・ジャパン、終了しました~!
ご来場してくださった皆様、本当にありがとうございました。
3ステージ共にたくさんのお客さんに足を運んでいただき、本当にありがたかったです。

自分は舞台裏でお客さんの笑い声を聞いて笑っていました。

演劇は、ライブで見ることに価値があると考えます。
お客さんと役者とスタッフが一丸となり、同じ空気を共有できたことを本当にうれしく思います。

本番が終わったら、バラシ(後片付け)です。

バラシはあっという間です。伝説が消えていく・・・!

もう舞台の跡形もない!


うわあ~・・・なんだかさみしい・・・。
つい1時間前まで爆笑の渦に包まれていた舞台とは思えません。
ああ~終わっちゃったんだな~。

しかし、やり終えたなあと思うとまた次の舞台がやりたくなるから不思議です。
これだから演劇ってやめられないのよね~・・・みたいな(笑)。

そして、打ち上げでは。

11月30日生まれのシゲをサプライズでバースデーをコングラッチュレーション!(ルー語)。
作・演出・役者までこなして、本当おつかれさまでした。

そして。
おかげさまで評判の高かった(らしい)衣装メイク。
これからはそのレジェンド・オブ・ジャパンの衣装メイクについて、ネタバレ有りでその全てを明かしていきます!
なので、このブログももうちょっとだけ続きます。
お楽しみに~!

いなべ
こんにちは、いなべです。
ついに中日も終わりました!
役者やスタッフにも疲労の色が見えて来ましたが、残るは1ステ―ジのみ!
悔いの無いように頑張ってまいります!

そして、続きを読むから貴重(?)な一枚を。
いよいよ初日が終了しました!
参加者に大きな怪我や事故もなく、またたくさんのお客様に来て頂けたようで、裏方の一人としても嬉しいです。
今日と明日もたくさんのお客様に来て頂けますように!

初日打ち上げはいつもお世話になっております黄金の魚さんへ。

上手側。


下手側。

ちなみに写真はまだ乾杯する前のものです。
乾杯してからは、本当にカオスでした!

まずは幕が無事に上がり、ほっと一息。
しかしあと二日間でみんなと離れ離れかとおもうと、本当にあっという間ですねー。
まさに光陰矢のごとし。しんみり。

ちなみに、長老村松さんは本日より沖縄へ飛んでいかれました!
長老不在のこれからは、開場やバラシの指示は舞台監督補佐のしのぶことゆうきちゃんに全てが委ねられることに(雅司さんがこの日記で言っているのはそういうことです、たぶん)。
本人いわく、プレッシャーが半端でない・・・らしいですが、頑張れゆうき!負けるなゆうき!

追伸…この記事で、「日本伝説日記」は99記事めになります。記念すべき100回目を投稿するのは・・・誰だ!?

いなべ
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公演情報
もりげき八時の芝居小屋第103回
八時の芝居小屋制作委員会プロデュース
「レジェンド・オブ・ジャパン」
作:・演出 沼邉茂希

日時:2008年11月25日(水)~27日(金)
19:30開場 20:00開演
料金:前売1,000円/当日1,200円
会場:盛岡劇場タウンホール

主催:八時の芝居小屋制作委員会
共催:(財)盛岡市文化振興事業団/盛岡市/盛岡市教育委員会/岩手県演劇協会/盛岡演劇協会
八時の芝居小屋?
盛岡劇場地下のタウンホールにて、夜八時に開演する演劇公演です。
 “はちしば”の通称で親しまれる「もりげき八時の芝居小屋」は、良質のお芝居を手ごろな料金で、仕事帰りにも立ち寄れる夜8時から上演する演劇公演です。
 劇団の枠を超えたキャスト・スタッフによるプロデュース公演やアンコール公演などを企画・上演し、地元演劇の新しい観客の掘り起こしも目指しています。 
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