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なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするれじぇんどおぶじゃぱんの日記といふべし
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さて、ネタバレ有りの衣装レポート、今回お届けするのは一寸法師です。


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[一寸法師]
 一寸ではなく、五〇寸まで育ってしまった大きい一寸法師。根は真面目で能力も高いのに、やえさんを好きになってしまうあたり、実はドMなのかもしれません。
 一寸法師は、役者が決まる前からイメージを固めていた役で、平安風に小袖に括袴(くくりはかま)をつけ狩衣風の上着を身にまとった姿をすることで、牛若丸のような中性的な雰囲気を目指しました。
====

一寸法師です。衣装プランが牛若丸であることを伝えた後の小萩師匠の表情がどれだけ嬉しそうだったことか!「いいですねーいいですねー」と、テンション上がりまくりの師匠でした。

一寸法師は、桃太郎の時代より500年前、いわゆる平安時代の衣装を想定してあります。
袴も紐を付けて膝裏でくくってもらうようにしてあります。今回は普通の対丈の袴を用いましたしたが、袴が床を引きずるほど長いと、いわゆる貴族風の丸っこいシルエットになるわけですね。袴紐も蝶結びにして雅な感じで。
無帽なのは、元服していない=子供であるという証で、桃太郎との対比をつけています。
ただし平安時代の装束となると、現代の和服とも構造が違うため、細かいところを突き詰めればきりがありません。実際の時代考証と一番異なったのも一寸法師だったのですが、まずはシルエットとして完成してあることを目指しました。しかし結果、モデルの魅力に助けられ素敵な一寸像になったと思います。


続きから、おまけショットが見られます!

今回のおまけショットはこちら。


最初のころ、一寸法師の衣装を用意した時に小萩さんがいなかったので、マギーに無理やり着せてみました。
同じ衣装ではありますが、マギーが着ると、牛若丸と言うよりも陰陽師っぽい仕上がりですね。
これはこれで何かの時に役に立つ・・・かも!?

これで過半数が終了!
次回もお楽しみに!

いなべ
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無題
すごいですね(^-^)
毎回衣装さんの記事が軽い社会の勉強みたいです。
ぶ~ちゃん 2009 . 12 . 04(Fri)23:16:23 編集
勉強なのかな?
衣装を作るに当たって、一通り日本の服飾史をさらっておいたのが役に立ちました(^^)。
衣装に限らず、何かを知るということは楽しいものですね。

まだまだ勉強会は続きますよ!
いなさん 2009 . 12 . 06(Sun)00:17:49 編集
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公演情報
もりげき八時の芝居小屋第103回
八時の芝居小屋制作委員会プロデュース
「レジェンド・オブ・ジャパン」
作:・演出 沼邉茂希

日時:2008年11月25日(水)~27日(金)
19:30開場 20:00開演
料金:前売1,000円/当日1,200円
会場:盛岡劇場タウンホール

主催:八時の芝居小屋制作委員会
共催:(財)盛岡市文化振興事業団/盛岡市/盛岡市教育委員会/岩手県演劇協会/盛岡演劇協会
八時の芝居小屋?
盛岡劇場地下のタウンホールにて、夜八時に開演する演劇公演です。
 “はちしば”の通称で親しまれる「もりげき八時の芝居小屋」は、良質のお芝居を手ごろな料金で、仕事帰りにも立ち寄れる夜8時から上演する演劇公演です。
 劇団の枠を超えたキャスト・スタッフによるプロデュース公演やアンコール公演などを企画・上演し、地元演劇の新しい観客の掘り起こしも目指しています。 
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