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なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするれじぇんどおぶじゃぱんの日記といふべし
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一日お休みしました衣装レポート、今日も続いていきますよー。

今日は話題のこの人です。


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[金太郎]
 わずか1シーンのみの登場の金太郎、その1シーンのために衣装案を考えてみました。
 一般にイメージする金太郎像としては、まさかりを担いで「金」の文字が入った金隠しをつけたおかっぱ頭ですが、それを舞台で正確に再現すると露出度が色々と大変なので、出来るだけ露出度を控える方向でイメージしました。
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金太郎です。写真は金隠しをつけたもの。
本番では、下はふんどしで、上に柔道着を着ました。何故柔道着を着たかというと、ジャスティンがご覧のとおり細マッチョなので、カッコよく見えてしまったからです(笑)。
髪型は、ぴっちり真ん中分けで可愛くしました。

ちなみに、金隠しの金の字ははぐちゃんに、メイクと髪型は周君に担当してもらいました。
たくさんの人に支えられて作られています。

そして、次の人は…!?
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まだまだ続くよネタバレ有の衣装レポート。

きんぎょちゃんにこの前「毎日衣装日記書いてますよねー」と感心されたのですが、衣装ブック的なものを書こうという話が顔合わせの時に(一瞬)ありまして、それの名残りを元に書き起こしています。
自分が衣装を作るときにはもちろん、アーカイブ的な役割と言うか、「レジェンドの時の衣装どうだったっけな」という時の、何かの参考になればいいかなと思って書き残しているものなので、誤字脱字あったら教えていただければありがたく。

さて、今回はこの方ですよー。


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[赤鬼]
実はかぐや姫に尻にしかれていた・・・もとい、尻を蹴られていた心の優しい赤鬼。
赤鬼は典型的な絵本に出てくるような鬼のイメージで、角に虎柄の腰巻といった典型的なイメージを元に作ってみました。
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と、いうわけで赤鬼です。
赤鬼は初演の時とほとんど衣装案が変わっていない役の一人です。
黄土色のチョッキ状の上着とズボンの上に、腹掛けと腰巻と手甲(黒)を装着しました。
実はこの黄土色の上下は、初演の時にマギーが初めて縫い合わせて作った衣装なんです。
この歳月を経て、また同じ役で着る機会と相成りました。

そして、忘れちゃいけないのが角!
劇中で角が折れるため、がっつり固定するわけにもいかず、ピンで留める方式で作りました。
これも初演と作り方は変わらず・・・というか、初演の時は角の作り方をマギーにアドバイスしたのは俺でした。口を出してすまん!

で。
みなさんはこれを覚えていますか?

問題提起の巻にて、何に使うか出してみたダンボールです。
「答えは来月!」とか書きながら結局12月になったことは気にしない方向で!

作り方を、順を追って写真で紹介しまーす。

と言っても擬音語で説明できるくらい単純です。

パカっと切って、


クルっと丸めて、


ピンで留めるための黒紙をシャッとはさみ、グルグルと麻紐を巻いて完成!

芯を作るまでがいなべが、それ以降の作業はマギーにバトンタッチしました。
自分で使うものは自分で作ったほうが使い勝手良く作れるはず!との思いからです。
作業自体は決して複雑ではないのですが、この写真を撮るまでに2回いなべが失敗していたりします。衣装の道は険しいですね!
これを、ヘアピンを駆使してマギーの頭につけました!

小さなアイテムは、ロザリオや角の他にもたくさんあります!
一通りみんなの紹介が終わったら、小物関係も紹介できたらいいなと思っています。
そして次は・・・あの人だ!

いなべ
みなさんこんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。
これから、ナス高とサカチーを引き連れて合コンに行ってきます。 相手はかなりのギャルです。 でも僕らのポテンシャルなら善戦できると思います。
判定勝ちを狙って行きます。
みなさん、健闘を祈っててください。

僕らの遺骨は焼いた後に海にまいてください。
僕らはいつだってレジェンドメンバーを海から見守っています。

変人に憧れる凡人 モンキーより

ネタバレ有りの衣装レポートもどんどん続きます。

続きましては一寸の相方(?)、笠地蔵のやえさんです。
作業工程を載せているのでいつもより写真が多めですが、ちゃきちゃき参りますよー。


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[笠地蔵(やえさん)]
 地蔵なのに、何故かキリスト教を布教する、強力な必殺技を持つやえさんこと笠地蔵。
 全体的なイメージは旅巫女です。これは特技(?)の丑の刻参りも含め、神道からのインスパイアです。他に、 やえさんの布教キャラという新たなキャラクターの確立のために、色んな宗教からエッセンスを少しずつ集めています。袈裟に十字架をつけたその姿は、その筋の人から怒られてしまいそうな折衷具合です。
 ただし、これらについては出来うる限りの再現を試みたつもりです。
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役者の中で一番重装備かつメイクも特殊だったやえさん。
衣装部長が圭織ちゃんの演技が大好きなせいで、こんな風に(間違った方向性で)豪華になりました。
持っているものは多いですが、色合いは押さえてある辺りが、大人の女性という感じですね。

まずは神道要素。
巫女さんだと赤い襦袢が正式ですが、上に着た白装束が薄く透けるものだったので白に変更。
袴は赤紫の行燈袴と、これも一般的な巫女の袴である紅袴と異なっています。
本番は笠を付けるため、髪をまとめてから手ぬぐいで覆いました。実際はハゲではなかったんですねー。当たり前ですが!

お次は仏教要素。
強力な武器である藁人形を隠し持っていたやえさん。その上に羽織っていたのは袈裟でした。
そして上に羽織った袈裟も、実際の袈裟の造り方に習い、切って張ってを繰り返しました。

布を裁断したところ。
これをつなげて袈裟としました。
一番ラストに作り終わった衣装は袈裟でした。
衣装チーム、無駄なところに手間暇がかかっております・・・。

そしてキリスト教要素。
十字架ですね。
今回は特別に、十字架の作り方を簡単に紹介しちゃいます。
この辺りの作業は裁縫というより工作で、小道具に近い分野かもしれません。


まずは発砲スチロールの玉を買ってきました。
これから作業していきます。


片側だけ彩色したところ。モンスターボール的なものではないよ!

彩色には便利な筆ペンタイプの筆ポスカ(金色)を使いました(リンク先PC推奨)。
ポスカなので乾くのが早い&筆ペンタイプでフェルトのペン先タイプよりも塗りやすい!
大量にある場合には絵具の方が便利ですが、ちょっとしたものの彩色にはお勧めですよ。
そのポスカをボールにムラなく塗って乾かしておきます。

そして、紙粘土で十字架を作成。
厚紙で型を作り、その上に割り箸を芯材として入れ、紙粘土をその上に平らにのばし、型からはみ出た粘土を取り除いて、成型。
乾かしたら同じようにポスカを塗りました。
そして上の部分に、紐が通るように丸カンを接着剤で固定します。

完成形。
ちなみにこちらはスペアで、本番使ったものより綺麗に出来ました(えー)。

そして以前紹介したデコレーション用のジュエリーをはりつけ、玉と十字架に紐を通せば。


完成―!
[やえさんのロザリオ(守備力:8)]
※ちなみにロザリオは正式には数珠と同様にあくまで手で持つもので、首にかけるものではありません。

こんな感じでいそいそと衣装の準備に勤しみ、そしてメイク!
白塗り(地蔵なので肌色ではない)におちょぼ口、引き眉のメイクは相当インパクトがあったのではないでしょうか。
実際の本番ではお客さんが、笠地蔵が出るたびに笑いが起こっていて、良かったなあと思いました。

いなべ
さて、ネタバレ有りの衣装レポート、今回お届けするのは一寸法師です。


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[一寸法師]
 一寸ではなく、五〇寸まで育ってしまった大きい一寸法師。根は真面目で能力も高いのに、やえさんを好きになってしまうあたり、実はドMなのかもしれません。
 一寸法師は、役者が決まる前からイメージを固めていた役で、平安風に小袖に括袴(くくりはかま)をつけ狩衣風の上着を身にまとった姿をすることで、牛若丸のような中性的な雰囲気を目指しました。
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一寸法師です。衣装プランが牛若丸であることを伝えた後の小萩師匠の表情がどれだけ嬉しそうだったことか!「いいですねーいいですねー」と、テンション上がりまくりの師匠でした。

一寸法師は、桃太郎の時代より500年前、いわゆる平安時代の衣装を想定してあります。
袴も紐を付けて膝裏でくくってもらうようにしてあります。今回は普通の対丈の袴を用いましたしたが、袴が床を引きずるほど長いと、いわゆる貴族風の丸っこいシルエットになるわけですね。袴紐も蝶結びにして雅な感じで。
無帽なのは、元服していない=子供であるという証で、桃太郎との対比をつけています。
ただし平安時代の装束となると、現代の和服とも構造が違うため、細かいところを突き詰めればきりがありません。実際の時代考証と一番異なったのも一寸法師だったのですが、まずはシルエットとして完成してあることを目指しました。しかし結果、モデルの魅力に助けられ素敵な一寸像になったと思います。


続きから、おまけショットが見られます!
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公演情報
もりげき八時の芝居小屋第103回
八時の芝居小屋制作委員会プロデュース
「レジェンド・オブ・ジャパン」
作:・演出 沼邉茂希

日時:2008年11月25日(水)~27日(金)
19:30開場 20:00開演
料金:前売1,000円/当日1,200円
会場:盛岡劇場タウンホール

主催:八時の芝居小屋制作委員会
共催:(財)盛岡市文化振興事業団/盛岡市/盛岡市教育委員会/岩手県演劇協会/盛岡演劇協会
八時の芝居小屋?
盛岡劇場地下のタウンホールにて、夜八時に開演する演劇公演です。
 “はちしば”の通称で親しまれる「もりげき八時の芝居小屋」は、良質のお芝居を手ごろな料金で、仕事帰りにも立ち寄れる夜8時から上演する演劇公演です。
 劇団の枠を超えたキャスト・スタッフによるプロデュース公演やアンコール公演などを企画・上演し、地元演劇の新しい観客の掘り起こしも目指しています。 
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